先日、映画 『ヘルプ 心がつなぐストーリー』の試写会へ行ってきました。
~STORY~
1960年代の米ミシシッピを舞台に、白人女性と黒人家政婦たちの友情が旧態依然とした街を変革していく様子を描いたベストセラー小説の映画化。南部の上流階級に生まれた作家志望のスキーターは、当たり前のように黒人のメイドたちに囲まれて育ったが、大人になり白人社会に置かれたメイドたちの立場に疑問を抱きはじめる。真実を明らかにしようとメイドたちにインタビューを試みるスキーターだったが、誰もが口を閉ざすばかり。そんな中、ひとりのメイドがインタビューに応じたことから、社会全体を巻き込んだ大きな事態へと進展していく。
ほんの50年ほど前まで実際にあった「格差」。
黒人に生まれてきたら、「メイド」として生きていくしか人生の選択肢が
ないかのような時代。
目立ってはいけない。問題を起こしてはいけない。
私たちの想像をはるかに超える「格差」がそこにはありました。
けれど、その心の奥底に溜まった怒りを、自分を含めたメイドたちの痛みを
人生を、命をかけても世の中に伝えて変えていかなければならないと
立ち上がる姿(演技)に 感動。
メイド・エイブリンを演じたバイオラ・デイビス、
エイブリンの親友ミニーを演じたオクタビア・スペンサーの演技は
本当にすばらしいです☆
ちなみに、オクタビア・スペンサーは第69回ゴールデングローブ賞
助演女優賞を受賞です!
主人公スキーター(エマ・ストーン)は、女性は若いうちに結婚して
家に入るのが当然の時代に、「作家になりたい」と大学に進学。
地元に戻り、幼馴染み達とのカルチャーの違いに戸惑いながらも
周りの人間に支えられ、自分の進むべき道をまっしぐらに進む姿にも共感。
衣装でも、白人・黒人それぞれの「立場」を感じさせる演出がなされていて
音楽もなかなかです。
いろいろな意味で勇気付けられ、刺激を受ける作品です。
ぜひ映画館へ!
【公開情報】
2012年3月31日(土) 全国ロードショー