10月末から公開され、話題のCGアニメーション映画 『ランゴ』。
~ ストーリー ~
人間のペットとして飼われていたお調子者のカメレオンのランゴ(声:ジョニー・デップ)は飼い主のドライブ中に水槽ごと道路に投げ出されてしまう。ランゴは自分とおもちゃしかいなかった水槽の世界から一転、砂漠でさまよう羽目になり西部の荒野にある町ダートにたどりつく。
天敵から身を守る方法さえ知らないのに自分は怖いもの知らずのヒーローだと嘘をついてしまった彼は、町の保安官に任命され砂漠で最も大切なものである水を探すよう依頼される。
しかし彼の前に待ち受けていたのは、命がけのアドベンチャーだった。消えた水を巡る陰謀、過酷な生存競争など現実世界の厳しさを学びながら、それまで保護色になって身を守っていたランゴは、生まれて初めて“自分のほんとうの色”を探し始める。
この作品、話題になっているのはジョニーデップが主演(?)していること。
「アニメーションなのに、演じてる??」と思った方…
そう。そうなんです!
CGで描かれているキャラクターたちは、実は俳優たちが演じている姿そのものを
「モーション・キャプチャー」という技術を使って再現。
声優として録音ブースに立たされたのではなく、コスチュームを身にまとって、
同じスタジオ内で掛け合いの演技をし、その声を基にアニメーションを
起こした映画なんです。
最先端の技術とアニメーターのセンスの融合。
映像美も見どころです。
ストーリーはマカロニ・ウエスタンのパロディー。
(主人公の名前「ランゴ」は、『続・荒野の用心棒』のヒーロー、
ジャンゴのもじり)
個性的なキャラクターたちが繰り広げるドタバタ劇には
思わずニヤリとしてしまうシーンが多いですが、
ストーリー自体はとても哲学的。
大人でも十分楽しめる(勉強になる)作品です。
主人公を演じるジョニー・デップは、ある時は海賊船の船長、
ある時はチョコレート工場の工場長、そして不思議の国の帽子屋と
ユニークな役を見事に演じ分け、“カメレオン俳優”のと呼ばれていますが
そのジョニー・デップが、何と本物のカメレオン“ランゴ”役に挑戦した作品です。
なんとなく終了間近な雰囲気を感じるので、ご興味ある方はお早めに劇場へ!