先日、映画 『ツレがうつになりまして。』 を観に行ってきました。
~ あらすじ ~
高崎晴子(宮崎あおい)の家族は、夫・幹男(堺雅人)、そしてイグアナのイグ。幹男は仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作るスーパーサラリーマンであった。そんな幹男がある朝、真顔で「死にたい」と呟く。病院での診断結果は、うつ病(心因性うつ病)。仕事の激務とストレスが原因らしい。結婚5年目。幹男の変化に気付かなかった晴子は、幹男に謝りながら、「会社を辞めないなら離婚する」と告げる。そして…
うつ病になった夫との二人三脚の闘病記を綴った漫画家・細川貂々さんの
同名コミックエッセイを映画化した作品。
人生の危機にのんびりと立ち向かう夫婦の姿が、
うつとの付き合い方を観客にやさしく教えてくれます。
先日、ニュースで「職場のメンタルヘルス対策義務化」という記事を読みましたが
「うつ」は現代社会において、重大な問題でありながら
意外に情報が少なく、知識に乏しい。
それなら「私がうつの本を出す!」と原作者の漫画家・細川貂々さんは本を出版。
こういった勇気ある行動が世の中を大きく動かして行くんだなぁ、と
改めて感じさせてくれる作品でした。
もちろん、素敵な夫婦愛も描かれています。
劇中に、妻(ハルさん)を演じる宮崎あおいさんが
「私たちは、この病気のおかげで本当の夫婦になれました」
というセリフがあるのですが、その台詞を聞いて、
その言葉の深さにひとり泣きしてしまいました。
公開スタートしてから1ヶ月弱が経ちましたが
まだまだ公開が続くといいな、と思っています。