極限の宇宙空間で、人は何を想うのか?

Poster22_2
こちらも昨年の試写会で拝見した『ゼロ・グラビティ』。

お正月に観た方も多かったと想いますが、レポします☆

〜STORY〜
地表から60万メートル上空。すべてが完璧な世界。そこで、誰もが予測しなかった突発事故が発生。スペースシャトルは大破し、船外でミッション遂行中のメディカルエンジニアのストーン博士(サンドラ・ブロック)と、ベテラン宇宙飛行士マット(ジョージ・クルーニー)のふたりは、無重力空間<ゼロ・グラビティ>に放り出されてしまう。漆黒の宇宙でふたりをつなぐのは、たった1本のロープのみ。残った酸素はあとわずか。地球との交信手段も断たれた絶望的状況下で、ふたりは果たして無事生還することが出来るのか…!?

主演は、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー。

主演は、というよりこの作品(90分)にはほぼこのふたりしか登場しない。

この名優ふたりでなければこの作品は成立しなかったのでは?

と思わせるほどの演技で、あっという間に90分が過ぎていきます。

でも、途中でふと感じた違和感。

それは、妙なリアルさ。

冷静に考えれば、この作品はVFX映像のはずなのに

まるで本当に宇宙で撮影されたのでは?と感じてしまうほど

臨場感あふれるリアルな映像に引き込まれてしまいます。

気圧もない。

酸素もない。

この極限状況で、サンドラ・ブロック演じるストーン博士は

過去のある出来事によって心を閉ざして生きてきたのが

無重力の世界で心を解き放っていく様子が見事に描かれています。

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で広く知られる

アルフォンソ・キュアロン監督が

この作品のためだけに開発されたという革新的なVFX映像技術を駆使し

描き出すヒューマンストーリー。

これは単なる宇宙映画ではありません。

お正月映画をまだ何も観ていないというあなたにぜひお勧めです☆

【作品情報】
原題:Gravity
製作年:2013年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザーズ映画
上映時間:91分
公開日:2013年12月13日